ホームページにもご紹介していますが、
私の教室では、同時期に御入会された
御兄弟や同級生、ご友人とは
教材の種類を変えることが多いです。
例えば、お姉さんはピアノ経験者で
妹さんがピアノ初心者という場合なら
開始時の進度が違うので
同じ種類の教材にすることもありますが
どちらも初心者という場合、
必ず変えるようにしています。
「それぞれの進度で
比較にならないように」
というのが一番の理由です。
特に、御兄弟の場合、
下のお子さんの方が進度が速いという場合
上のお子さんを心配し
保護者の方も悩まれるかと思うからです。
お友達間でも、ゆくゆくは分かるとはいえ、
あえて進度がオープンになる必要性はない
と思います。
「競わせた方が・・・」
というご意見もあるかと思いますが
進度の速い遅いで
評価するわけではありませんし
ピアノの上達の優先順位も
それぞれ違うと思うのです。
クラブ活動が一番の子に、
進度が遅いと無理に練習させても
ピアノが嫌いになるだけです。
また、進度は遅いけれども
丁寧に練習する生徒さんもいます
今までレッスンをしていて
長所・短所は進度に関係なく
生徒さんそれぞれにあります。
ただ、やはり進度が速い生徒さんは
コンスタントに練習をしてきます。
プラス、比較的器用な面があります。
ピアノ講師としては
毎週のレッスンという過程で
生徒さんの成長度合いを見ています。
「前回より何ができているか」
「1年通して、
テクニックが改善されているか」
「生徒さんの生活の範囲内で
どれだけのことをこなしてきたか」
このような視点です。
ですので、
「あの子と比べたら進度が遅い」
「向いていないから、やめよう」
という理由で、
自分のピアノ生活を諦めてしまうのは
とても勿体ないです。
あなたの生活における
ピアノの立ち位置はどこか
それを見失わなければ
あなたの価値観の中で
ピアノと長く付き合うことが
できるのではないでしょうか❓
0コメント